命を感じた映画は初めてだ。
俺は初めて映画に命を感じた。
命を題材にした映画はいくつもある。
大勢の人が死ぬ映画もたくさんある。
しかし、俺はそれに命を感じることはなかった。
何故なら、映画はフィクションであり、演技だからだ。
しかし、この映画は違う。
言うまでもなくノンフィクションだし、演技でもない。
1つのバンドの命を追った映画であり、3人の人生を追った映画だ。
Hi-STANDARDのドキュメンタリー映画※ネタバレあり
観た方も多いのではないだろうか？
ハイスタのドキュメンタリー映画『SAUNDS LIKE SHIT』だ。
先週に見てきたのだが、この映画でめちゃくちゃ感動した。
感動したなんてありきたりな表現だが、それ以外に言いようがないからしょうがない。
そのストーリー、曲、バンドの再結成に感動したんだ。
正直言うと、俺はハイスタの事にそこまで詳しいわけではない。
何なら今のNAMNA69,ken yokoyamaの方が詳しいくらいだ。
そっちの方がライブにも行ったし、曲も聴いている。
ハイスタについてあまり知らないのもそのはず、俺が生まれる前に結成しているんだから。
だから、ハイスタのストーリーについてはざっくりとしか知らなかった。
下北沢で結成し、インディーズで100万枚を売り上げるくらいのバンドになり、その後喧嘩別れをしたといったようなストーリーだと思っていた。
けど違った。全く違った。
俺の思っていたハイスタ像とは全く違うハイスタを見る事ができた。
この映画では、その当時の状況やメンバーの心境、なぜハイスタが解散したのかという本当の理由を知ることができた。
メンバーの命が危なかったという事実
3人のメンバーには衝撃的な共通点があった。
それが、命が危なかったという事だ。
ハイスタがモンスター級のバンドになっていった時、健さんがうつ状態になっていたことは知っていた。
この映画ではそのことも語られている。
最後のライブはできるのかもわからない状態。
そして、その頃はいつ自殺するかもわからない状態だったという事だった。
それもあり、ハイスタは活動休止に向かっていった。
そしてハイスタが解散した後、難波さんは沖縄に行った。
その頃に健さんは復活を遂げる。
ケンバンドが始動し、それがうまく軌道に乗っていった。
そして、難波さんは葛藤の中に入っていった。
ハイスタの栄光時代と、今の自分の状況。
色々な葛藤があり、精神を崩していく。
そこで、いつ死んでもいいような考えになっていったらしい。
そして、時は流れハイスタ再結成時、その頃にはツネさんがうつ状態になっていったらしい。
再結成のライブ時のツネさんはいつ車に飛び込んでしまうかわからない状況だったそうだ。
それを乗り越えて再結成が果たされた。
ハイスタのストーリーの中に、そんな事があったなんてもちろん全く知らなかった。
この3人の共通点が自分の中で衝撃的だった。
何故かというと、ハイスタは順風満帆に進んでいったバンドだと思っていたから。
再結成のために、かなり大きな壁を乗り越えていたことなんてしらなかった。
大成功の陰に隠れていた過去を見て、それを乗り越えたことに感動したんだ。
感想を教えてください！！
俺は本当にこの映画を見て良かったと思っている。
成功の陰に隠れているものを知る事ができ、ハイスタを勘違いしたままでいなくて済んだ。
そして、バンドの楽曲やCD、ライブにも命を感じるようになった。
ハイスタのストーリーを見たら、その1曲1曲が彼らの命を削って作られたものだと感じざるを得ない。
これを機にまた、ハイスタの曲を聴きなおしたい。
映画を見た方いらっしゃいましたら、是非コメント欄に感想を書いて下さい！
映画の感想やハイスタについてなど、コメント欄で語り合いましょう！！
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